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オムロン株式会社 執行役員常務 データソリューション事業本部長 石原 英貴 氏 フラッシュインタビュー

オムロン株式会社 執行役員常務 データソリューション事業本部長 石原 英貴 氏 フラッシュインタビュー

オムロン株式会社 執行役員常務 データソリューション事業本部長 石原 英貴 氏 フラッシュインタビュー

キャディは「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」というミッションを掲げ、製造業に関わる全ての人がその能力を最大限に発揮できる世界の実現を目指しています。

 

そのミッションをグローバルで推進するための活動の一環として、2026年1月8日、世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2026」の開催に合わせ、業界のリーダーたちが10年後の製造業の未来を熱く議論するイベント「モノづくり未来会議 in ラスベガス」を開催しました。

 

今回は、同イベントで講演いただいたオムロン株式会社 執行役員常務 データソリューション事業本部長の石原 英貴氏に、イベントの感想やCESで感じた最新トレンド、そしてキャディへの期待についてお話を伺いました。

目次

オムロン株式会社 執行役員常務データソリューション事業本部長 石原 英貴 氏

モノづくり未来会議の感想

「モノづくり未来会議」で「新規事業」をテーマに講演いたしました。私はかなり早い時期からグローバルな事業の中で試行錯誤し、様々な困難を乗り越えて今があるのですが、今回参加された皆さんも、私がたどってきた道のりと全く同じようなつまずきポイントで悩まれていることがわかりました。日本企業がイノベーターとして、新しいチャレンジをしていく際の一番の損失がそこにあると思っています。

経営と現場がどれだけ同じ方向を向いて新しいことにチャレンジしていけるか。今回、この部分の様々なノウハウを皆さんに共有したところ「非常に共感した」と言っていただけました。暗黙知を形式知化して共有することで、日本の製造業全体を良くすることに貢献できればと思って講演しましたので、お役に立てたなら良かったです。

CES 2026で注目したテックトレンド

まず今回のCES の一番の気づきは「業界の垣根がなくなった」ということです。例えばAmazonのブースを見たところ、スマート家電に加えて自動車が展示されていました。そして、オンラインでの車両検索、下取り価格の査定、ファイナンス設定まで一元化された、車両購入のためのプラットフォーム「Amazon Autos」等が紹介されていました。これはつまり、Amazonはいかに「買い物体験」や「生活のエクスペリエンス」を変えていくかを提案しているのだということであり、今年のCESで一番象徴的な展示の一つだと思いました。

また、モビリティに関しては今回、何十年もCESに出展してきたSONYが単独出展せず、SONY Honda Mobilityとしての出展という形を取っていました。このように、アプリケーションやAIの進化によって業界の垣根がなくなったということが、今年の非常に大きな気づきです。

私はオムロンに入社する前は、コンサルティング会社にいたのですが、2010年代に先進的なAIが出てきたとき、「業界の垣根がなくなる」と既に様々なところで言われていました。 ただ、その時はまだ概念的にそう言われていただけでしたが、今回まさにそれを目の当たりにして「ああ、いよいよ来たな」と感じた次第でした。

それから、興味深かったのはやはりロボティクスですね。当社もロボティクスを手がけていますが、少し以前のヒューマノイド・ロボットというとHondaのASIMOなどのように、どちらかというといかに転ばないよう制御するかという技術にフォーカスしていました。それが今回、中国系の複数のメーカーがフィジカルAIを出展していましたが、もはや制御の発想自体が変わってきていると実感しました。

例えば、アクロバティックにバック転をしたりしていましたが、これはつまり、ヒューマノイド・ロボットに対する設計思想が根本的に変わったのだということ、さらにいうと単に思想面のみにとどまらず、そこを支えているテクノロジーにも格段の進歩があったということを示しています。このように、元々日本がASIMOなどのヒューマノイド・ロボットで先駆けていた時代とは、制御の発想自体が随分変わってきたのだということが見て取れて非常に興味深かったです。

今後キャディに期待すること

キャディ加藤CEOの講演を聞いて感じたのは「モノづくり産業にイノベーションを起こす」という心意気でキャディを創業されたということ、それから、モノづくり産業において、扱う情報のデータ量が多いのにそれらが十分に活かされず、生産性が上がっていないということへの強い問題意識です。

膨大なデータが適切に活用されて生産性が高まれば、実際のモノづくりの現場からどんどんイノベーションが起こってくると確信していますが、従来のやり方ではそれをなかなか実現できていませんでした。それをCADDi(※)を通じて実現していくという挑戦に、非常に期待しています。ぜひ日本、そして世界を革新していかれることを楽しみにしています。

※製造業AIデータプラットフォームCADDi

キャディ編集部

Authorキャディ編集部

製造業に特化した記事を執筆しています。技術の最新トレンドや業界の動向、生産効率の向上に関する実践的なTipsなど、みなさまが現場で活かせる情報を提供することを目指しています。また、製造現場の課題解決や改善に役立つツールやリソースの紹介も行っています。業界のエキスパートとのインタビューや成功事例の共有を通じて、製造業の未来を切り拓くサポートをしてまいります。