あけましておめでとうございます。

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 

2022年は、ロシアのウクライナ侵攻や台湾をめぐる諸外国の対立などが起こり、製造業のサプライチェーンと地政学リスクの関係性に大きな注目が集まり、サプライチェーンの強靭化・冗長化・柔軟化を進めることの重要性が改めて認識された一年となりました。

2022年8月に当社が製造業従事者を対象に実施した調査では「中長期的に調達・購買戦略の見直しが必要」と回答した人が9割を超え、値上げに応じても必要な部材を調達することができない、代替部品への切り替えや仕様変更が進まないといった事態に陥り、売上・利益を大きく棄損する状況にあったことが分かっています。

メーカーとサプライヤーの強固な関係性に根ざしたモノづくり、擦り合わせの力は、日本の製造業の成長を支え強みの源泉となりました。一方、世界情勢がめまぐるしく変わり、サプライチェーンのバランスが大きく変化する時勢では、これまでとは異なる対処方法が求められます。当社が創業以来培った、製造業を横断したサプライチェーン網と、企業ごとにバラバラなモノづくりの規格の読み解き・標準化の実現を目指す製造・調達のワンストップパートナー『CADDi MANUFACTURING』は受注高が大きく伸長し、サプライチェーン変革へのニーズの高まりを改めて認識いたしました。

 

2017年11月に創業した当社は創立5周年を迎え、世界最大の産業である製造業のサプライチェーン変革に向け、モノとソフトの両面での顧客価値提供を開始し、グローバルに事業を拡大していくフェーズに入りました。

2022年6月に新規事業の図面データ活用クラウド『CADDi DRAWER』をローンチしたほか、創業当初からの構想であったグローバル展開に向け、『CADDi MANUFACTURING』事業の海外進出を開始しました。3月にベトナム、11月にタイ王国に法人を設立しサプライチェーン網を構築しています。

当社は2030年に向け『CADDi MANUFACTURING』の売上規模1兆円、『CADDi DRAWER』の販売規模1000億円という目標を掲げました。この実現に向けて、2023年度は『CADDi MANUFACTURING』の米国進出を始めるほか、『CADDi DRAWER』の導入による顧客のDX推進に向けたご支援をますます加速させます。

 

今後もお客様、パートナー様、従業員、すべてのモノづくりに従事する会社・人のポテンシャル解放に向けて、テクノロジーの力を最大限活用しながらより一層挑戦してまいります。

 

本年も何卒、よろしくお願い申し上げます。

 

キャディ株式会社 代表取締役

加藤 勇志郎

 

 

キャディ株式会社について https://caddi.com/

キャディは、「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」をミッションに、製造業のバリューチェーンが抱える構造的な課題に対し、2017年の創業以来、産業の常識を変える、モノとデジタルデータをコアとした「新たな仕組み」を生み出し続けています。調達・製造のワンストップパートナー『CADDi MANUFACTURING』では、製造業の産業バリューチェーンにおける受発注の課題解決に向け、発注者の依頼に対して、独自のテクノロジーで品質・納期・価格が最も適合する加工会社を選定。実際に検品・納品まで行うことで、最適なサプライチェーンを構築する仕組みを提供してきました。2022年6月には新たに、製造業のDXの実現を支援する、図面データ活用クラウド『CADDi DRAWER』の提供を開始。さらに、ベトナム・ホーチミン市、タイ・バンコク市に拠点を設立し、グローバルなサプライチェーンの構築も推進しています。

 

<キャディ株式会社>

本社所在地: 東京都台東区蔵前1丁目4 – 1 (総合受付3F)

代表者  : 代表取締役 加藤勇志郎

設立   : 2017年11月9日

資本金  : 1億円

事業内容 : 調達・製造のワンストップパートナー『CADDi MANUFACTURING』の開発運営

       図面データ活用クラウド『CADDi DRAWER』の開発運営

URL   : https://caddi.com/

 

<本件に関するお問い合わせ先>

キャディ株式会社 広報 

電話:03-4361-2271 Email:pr@caddi.jp

URL : https://caddi.com/contact/