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内外製検討業務の精度向上による、工場の生産性改善が可能に!

内外製判断はなぜ難しいのか。

 

自社内製部品と外注部品の両方がある場合、通常は自社で製造できない部品のみ外注に出すことが一般的です。しかしながら、内製でも外製でも製造自体は可能だが、自社で生産できるキャパシティを超えるような場合や、あまりに少量すぎて自社で内製するよりも他社から外注した方が効率がよいケースでは内外製検討という業務が発生します。

内外製検討の際は、製造部と連携し自社工場のラインの生産能力を考慮して、多すぎたり少なすぎたりしない最適な生産計画に合うように内製比率を調整する必要があります。さらに、自社のライン稼働率だけではなくコストの面も考慮しなければいけないため、調達と連携のうえ外注での価格と自社内製でかかる原価も考慮した上で判断もしなければなりません。

このように判断に必要になる不確実性要素が多いため、内外製判断はできる人が限定される業務となっています。

内外製検討業務の精度向上による、工場の生産性改善

不確実要素が多いため、ベテラン社員でないとできなかった自社工場での内外製検討の業務を弊社サービスの『CADDi DRAWER』を活用して、機械的にできるようになった例をご紹介します。

内外製検討業務の精度向上による、工場の生産性改善の活用事例

図面の内容を確認しながら加工方法を読み取り、内製化できる部品のピックアップを行います。

とある食品機械メーカー様では設備投資をしたばかりで、自社工場での生産キャパシティが増えたにも関わらず、どの部品から内製化検討をすべきかが、判断の要素となりうる情報がデータ化していなかったためベテラン社員が過去の経験に基づいて判断していました。

『CADDi DRAWER』を導入して、内外製判断する対象部品をより精度高くデータ化できるようになりました。検討対象の特定のために、『CADDi DRAWER』から図面情報と発注実績のデータをダウンロードします。『CADDi DRAWER』では、図面ごとに紐づいた実績情報を一覧で取り出すことができます。その実績情報から、発注回数が多く、かつ高単価部品を特定し、コストインパクトの大きい部品のみを抽出します。

実績情報は『CADDi DRAWER』で自動で図面に附番された「図面ID」と併せてデータ上でダウンロードできるので、気になる発注実績があった場合は、DRAWERで対象の図面を調べながら価格を確認することが可能です。

その中で、コストインパクトの高い部品から順番に図面IDを使って、『CADDi DRAWER』で対象図面の加工を読み解き内製できるできないを判断できるようになりました。

これにより、広く図面情報に精通しているベテラン社員でないと判断できなかった内外製検討が誰でもデータ抽出できるため重要度の高い部品から実行できるようになりました。

内外製検討業務の精度向上による、工場の生産性改善の効果

実際に『CADDi DRAWER』を活用した内外製判断により、工場の設備稼働率の向上と内製による部品の原価低減が効果として現れています。

設備がフルで稼働できないと、光熱費や償却費を考えると結果的に部品単価に響いてしまいます。最適な生産量で設備稼働率を上げることでより効率的に生産でき、原価を下げることに繋がります。

内外製検討業務の精度向上による、工場の生産性改善の活用事例の適応可能性

実際のお客様での活用事例をご紹介しましたが、下記の属性のある企業様でも同様の活用方法が見込まれます。 

生産方式セグメント 中量産、量産
業種 内製品のあるメーカー
職種 生産技術、製造、生産管理、設計、原価企画
図面種類 組図、部品図、ユニット図

対象の生産方式セグメント

本活用方法は、内製品と外注品のどちらも取り扱いのある業種で、尚且つ内外製検討を優先的に行うべき部品を検討するデータが社内に存在しない会社に活用可能性が高いです。新規オーダーの来た部品の図面を1枚1枚精査して、必要になる加工が自社でできるかどうかを判断しているような場合は、『CADDi DRAWER』を活用すれば簡単に分析できる可能性が高いです。

どちらかというと、ある程度加工方法が決まってきている中量産や量産にフィットがある活用事例と言えます。

対象部署

内外製検討の責任を持つ部署は、会社によって異なります。設計企画時にデザインレビューの一環として設計や原価企画で原価見積と同時に内外製判断をする場合もあるでしょう。また、内製となった時には、自社工場の設備稼働率や生産計画にも大きく関わるため、生産管理や実際のライン設計を検討する生産技術や製造部門が判断するケースも多いです。

本活用方法で解決できる課題

内製か外製かの判断をする場合には、それなりに今後のコストインパクトの大きい部品を対象にしたいという場合が多いでしょう。より原価削減に大きなメリットを与えるために、『CADDi DRAWER』を活用して分析をすれば、図面情報と発注実績情報を併せて比較することができるので必要な加工情報を部品の絵を見ながら検討することができます。その結果、設備稼働率をより効率的に上げて、さらには外注品より安く製造できる部品を誰でも判断できるようになります。

内外製検討業務の精度向上による、工場の生産性改善の活用事例 まとめ

内製は製造、外注は購買と企業によっては部署の壁が厚く、お互いにどちらが内外製の判断をしているかわからないというケースもあるでしょう。製造/生産技術側はより効率的な設備の動かし方を検討している一方、実は調達/購買部門はサプライヤから買ってきている部品は、自社の設備で作れるものかもしれません。ぜひ今回のような活用事例を検討してみてください。

 

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