ポリ塩化ビニル/PVCの基礎知識

これだけは知っておきたい ポリ塩化ビニル/PVC のポイント

• PVCは軽さや耐久性、耐薬品性、耐食性に優れる
• PVCは価格も安価！

ポリ塩化ビニル/PVCとは

ポリ塩化ビニルは樹脂・プラスチックの一種であり、塩化ビニルや塩ビ、PVC（Poly Vinyl Cloride）と呼ばれています。
五大汎用樹脂の一つであり、その中でも最も多用される樹脂・プラスチックです。
特徴もたくさんあり、加工性は樹脂・プラスチックの中でも特によく、また可塑剤という薬品を添加することで、材料の硬さを自由に変化させることができるといった利点があります。
また、接着や溶接も可能なため様々な形状に成形することができます。私たちの身の回りでもたくさんの製品に利用されており、水道パイプや建築材料としてよく使われています。

ポリ塩化ビニル/PVCの特徴

ポリ塩化ビニル/PVCの長所としては、軽さや耐久性、耐薬品性、耐食性に優れる、価格が安価なことがあります。
ほとんどの酸、アルカリ、塩素に対して耐薬品性を有し、また金属のように錆びたり腐食されることはないです。
また、軽量で加工も簡単に行えることから価格は安価になっています。

また、柔らかくする成分である可塑剤を加えたり分量をコントロールすることによって硬質にも軟質にも代えることができます。
軟質に変えた場合でも性質は基本的に変わりません。
加工性にも優れ、金型を用いた成形法や曲げ、抜き、切削など多くの加工法に対応しており、溶接や接着も可能です

弱点としては耐熱性が低く、65～85℃で軟化します。有機溶剤などに弱く、耐衝撃性も劣ります。