SUS304-縞鋼板の基礎知識
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これだけは知っておきたいSUS304-縞鋼材の基礎知識
- 滑りにくく、デザイン性が良い
- 母材としてSUS304-縞鋼板を使うことでコストカットも可能
SUS304-縞鋼板とは
SUS304 縞鋼板は、縞目模様が45°の角度で連続的に付いている板材です。滑りにくいなど多くの特徴もあり、デザイン的にも綺麗な模様になっていることから床材用(床板、デッキ、階段など)としてはもちろんのこと、各種化粧板としても利用されています。別名「チェッカープレート」とも呼ばれています。
SUS304-縞鋼板の特徴
縞鋼板の特徴としては、大きく下記の点が挙げられます。
- 滑り止め効果高い
縞目模様が周辺に対し45°の角度で連続的についており、どの方向に対しても滑り止め効果は等しく優れています。 - 耐摩耗性が良好
ステンレスという材質的にも、形状的にも優れた耐摩耗性を持っているため、縞目模様の磨耗が少ないです。 - 優れた耐候性
ステンレスは錆びにくい材質で有り、また縞目模様により水切れ効果も高めているため屋外でもよく使用されています。 - 優れた経済性
縞目模様が縦、横、斜めどの方向にも連続であるため板取りが自由にでき、資材の節約に繋がります。また、耐摩耗性、耐候性が良好なため非常に経済的です。
SUS304-縞鋼板の主な用途
SUS304 縞鋼板は滑り止め効果が高い、耐摩耗性が、耐候性が良好というような特性から主に下記のような用途で使用されている材料です。
- 建築構造物(倉庫、工場、ビル等)の床、通路、階段
- バス、トラック、特殊車などの床板、側板、ステップ
- 鉄道車輌、船舶の甲板、デッキ
- 土木工事の仮設敷板
その他、ステンレスの縞鋼板は様々な領域で用いられています。そのため、ステンレスの場合は、あらかじめ表面が縞鋼板になっている特殊材が流通しています。
製品の用途として縞鋼板のような形状が必要となる場合に、SUS304-縞鋼板のような特殊材を材質に用いることによって、表面を縞鋼板にするための表面加工が不要になるため、加工コストを抑えることができます。