以前から製造業AIデータプラットフォームCADDiを導入・活用していたモリタアンドカンパニーが、「見積のアプリケーションもある」と聞き、自然な流れで導入を決めたのが、製造業AI見積クラウドCADDi Quoteだった。しかし、生産管理セクションでメイン担当を任された、生産本部製造部グループリーダーの水野氏の第一印象は、決してポジティブなものではなかった。
水野氏
「10年前に顧客が導入した同様のWebシステムを使った経験がありましたが、正直、そのときの機能より特段優っているとは思いませんでした」
既存の発注システムに慣れ親しんだ社内からの反応も厳しく、特に一部のメンバーからは「使いづらい」などと猛烈な反発を受けたという。
逆境からのスタートだったが、水野氏は諦めなかった。会社として大きな投資をしているという事実、そして担当者として任命された責任感から試行錯誤を続けた。キャディのCSによる伴走支援の下、CADDi Quoteが驚くべきスピードで機能改善を重ねていく様子を目の当たりにし、その更新内容を毎週のように粘り強くチーム内外に共有。「こんなことができるようになった」「ここがすごく便利だよ」と、その価値を説いて回った。